1.SWEET LITTLE DARLIN'
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
Sweet little darlin'
誰よりも お前のこと気にかけてるおれさ
ひとり崩れ落ちそうな夜は
おれのテレフォン・ナンバー思い出せよ
Sweet little darlin'
誰ひとり 子供のまま生きてはゆけない
悲しみひとつ背おうたびに
輝いてくれ昨日よりも
お前が大切にしてきた幻想が脆く
流されてく波打ち際 砂の城のように
でもSweet little darlin'
今は ただ陽差しの中 輝いている
すべての美しいもの達を見つめて
その心 翳りをおとさないで
愛だけが最後の答とわかるまでは
おれもひとり彷徨ってる悪い夢の中を
Sweet little darlin'
いつの日か 愛する人見つけるまで
その凍えそうな寂しい気持ちを
大切にずっと守ってくれ
Sweet little darlin' もう泣かないで
2.想い出のファイヤー・ストーム
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
あいつはハイスクールで
一番タフでクール そしてワイルド
彼女が街角を歩けば
皆 振り返る まるでクイーン
二人恋に落ちて
誰もが憧れる キャンパスで最高のカップル
卒業式の後
二人は教会の鐘を鳴らしたのさ
ハネムーンは束の間
仕事はきつく 生活はささやか
やがて喧嘩ばかり
やつは家 飛び出し
酔ったまま 高速 飛した
二人踊ったロックン・ロール
浜辺で囲んだファイヤー・ストーム
今夜あいつの為に あの季節に乾杯
答など無いのさ
悲しむこともない
すべては移ろい消えてゆく
たまり場だったバーガー・ショップ
今年もなまいきな新入生達(FRESHMEN)
あの頃のおれ達と同じ様に騒いでる
思い出の断片を集めて
あの浜辺で燃そうおれ達の為に
答など無いのさ
悲しむことはない
すべては移ろい消えてゆく
3.恋に落ちたら
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
「恋するなんて おろかなことさ」
君の口ぐせ だけど あの娘の瞳の奥
覗く時君はまた ため息
言い出せなくて 今夜も眠れない
言い出せなくて 心せつなくて
真夜中 バイクを走らせながら
あの娘の面影 探してる
あの娘も今夜 眠れない
内気な娘だから 君に微笑むことも出来ず
レコードを聴きながら ため息
言い出せなくて 今夜も眠れない
言い出せなくて 心せつなくて
真夜中 ストーブの炎見つめて
君への想いを燃やしてる
恋に落ちたら
愛にたどり着くまで
抱きしめて 離さないで
今夜あの娘をどこかに 連れ出しなよ
そして恋してることを うちあけなよ
冷たい風の中を寄り添って
二人の心が 凍えないように
言い出せなくて 今夜も眠れない
言い出せなくて 心せつなくて
4.EDGE OF THE KNIFE
作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA
真夜中のハイスクール
金網こえて
プールで 泳いだね
水着も着けずに
濡れた君の髪
月のあかりに
青く揺れて
息を飲む程 Sexy
水面に浮んで
絡めた 指と指
二人の上に
こぼれて落ちそうな星空
水の跳ねる音
甘い息づかい
今も 聞こえるよ
Tonight I miss you so much
誰もが二人を
若すぎると言った
まるで ナイフのエッジを
歩いているようだと
一秒だって
離れているのが
辛くて せつなくて
別れた あの夏
今も
Tonight I miss you so much
5.19のままさ
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
予備校の湿っぽい廊下で
あの娘を見つけた
放課後の図書館のロビーで
思い切って声をかけた
夏が終る頃には
もう二人 すり切れたスニーカーはいて
恋を追いかけてた
いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない
受験日は そこまで来ているのに
何も手につかず
二人でいると せつなくて
理由もなく喧嘩ばかり
春になれば すべてうまくゆくさと
別れたよ 映画の後 クリスマスの夜
いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない
今もあの娘 長い髪のままかな
僕はほら ネクタイしめて
僕が僕じゃないみたい
いつまでも忘れない
今でも目をこうして閉じれば19のままさ
でも僕等 もう二度と
あの日のきらめき この腕に取り戻せない
6.キャンパスの冬
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
キャンパスの冬は いつも灰色で
ゆうべの争いの跡が 雨に流れる
どうしてあの娘は クラスにでてこない
あの時学生課で 見かけた以来
憧れてた 若き日々の
愛の暮し 春の陽射し 何も叶わす
独りきりでこの街 さまよえば
今日も人に流されて 襟を立てるだけ
故郷ではおふくろが 指折り数えては
僕が卒業する日を 待ってるだろう
どこか寂しげな 面影のあの娘に
もう二度と会えない そんな気がする
僅かばかりの故郷の仕送りも
使い果し 今日もバイト 夜の工場
独りきりじゃこの街 辛すぎる
せめてあの娘に伝えたい 君が好きだと
君が好きだと
7.愛のかけひき('91アルバムヴァージョン)
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
愛のかけひきなら もうドアを叩かせない
君は何を僕に求めたの? 心の他に
ベッドには 涙の跡 疲れ果てた 愛しい横顔
あゝ でも二度と この部屋には 帰れない
いつも 君を見てた キャンパスの芝生の上で
あの日 話しかけた 黄昏の駅への道で
窓をうつ激しい雨 白いホテル せつない胸
あゝ 愛してた 僕のすべて賭けて
この都会で 独り僕は 生きてきたよ「寂しかぁないさ」
あゝ 許して 心欠けた僕を
8.途切れた愛の物語
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
愛したこと 悔やまないで
別れるために 君と暮らしたわけじゃない
今日まで
泣き疲れて 眠る君を
部屋に残して 飛び出せば
肩を打つ 雨 僕を責める
息もできぬ位に傷つけあって
愛は二人に
悲しみと憎しみだけ残して消えた
もう誰一人 僕は愛せないだろう
引き裂かれた心の片方を
君のもとに残したままで
愛したこと 悔やまないで
僕を許して 愛がさめた今でも
ただ一人の人
愛がさめた今でも ただ一人の人
9.ラストショー
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
さよなら バック・ミラーの中に
あの頃の君を探して走る
さよなら 二人 演じた場面(シーン)を
想い出す もう一度 もう一度
ハンバーガー・スタンドで俺達 待ち合わせて
君の親父の車 夜更けに盗み出し
遠くへ 街の灯り背にして
遠くへ 誰もいない海まで
君の肩を抱いて飛ばしたね真夜中
浜辺に車止めて 毛布にくるまって
互いの胸の鼓動 感じたね夜明けまで
あの頃 カーラジオから 俺の
あの頃 お気に入りの“Like A Rolling Stone”
星は君のもので 月は俺のものだった
さよなら 想い出の中の二人
まるで スクリーンのヒーローだった
さよなら セピア色のフィルムに
苛立ちと優しさと怒りを焼き付けた二人
シートに身を沈めて ぽつんと呟いた
“あなたの夢の中で 生きてゆけるかしら”
きっと 別々の車線を
きっと 走り始めていたんだね
二人違う景色の中を ひとりぼっちで
さよなら エピローグは俺ひとり
明け方の海岸線を走る
さよなら フラッシュ・バッグのような
過ぎた日々 抱きしめて もう1度 忘れるために
さよなら バック・ミラーの中に
あの頃の君を探したけど
さよなら ボンネットを叩く雨
もう何も見えないよ
もう何も聞こえないよ
さよなら…
10.遠くへ
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
やっと試験に受かったと
喜び勇んで歩く並木道
肩にセーターと おろしたてのバスケット・シューズ
長髪をひるがえし駆け上がる校舎
初めてあの娘に出会った朝は
僕は20才で まだキャンパスも春
赤いヘルメットの奥の瞳に
見透されたようで 何とか照れ笑い
遠くへ
遠くへと願った日々
真直ぐに見ておくれ
僕は泣いてる 君のために
ポケットの中 僅かなバイト料
最終電車を待つプラット・ホームから
あの娘に電話「やあ僕さ 元気かい」
「今から出て来ないか どこかで飲もうぜ」
駅前通りの馴染みの店で
グラスを重ねて そして初めての夜
その日 あの娘の恋が終ったとは
知らない僕もひとり寂しかったし
遠くへ
遠くへと願った日々
真直ぐに見ておくれ
僕は泣いてる 君のために
紺と銀色の楯の前で
空を仰いで祈り続けた
“神よ 僕等に力をかして
でなけりゃ今にも倒れてしまいそう”
振り向くと 遠くにあの娘の眼差し
笑っているのか泣き出しそうなのか
違う 違う こんな風に僕は
打ちのめされる為に 生きてきた訳じゃない
遠くへ
遠くへと願った日々
真直ぐに見ておくれ
僕は泣いてる 君のために
“星がひとつ空から降りて来て
あなたの道を照らすのよ”と
話してくれた きっとそうだね
いつまでたっても 石ころじゃないさ
遠くへ
遠くへと願った日々
真直ぐに見ておくれ
僕は泣いてる 君のために
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